「ムービング」について、観てみた評価をふまえて、ネタバレなしのみどころと、ネタバレありの感想をご紹介します。
予告動画
→評判の良い韓国ドラマが観たい
→親子愛で感動したい
→子供を持つお母さんお父さん
→アクション・ファンタジー好き
作品概要
- 作品名:ムービング
- 原題:무빙
- 監督:パク・インジェ
- 脚本:カン・プル
- 放送時間:約45分×20話
- 動画配信:ディズニープラス
\ 「ムービング」独占配信中 /
あらすじ
1990年代、韓国の国家安全企画部は、特殊能力者たちによるブラック・オプスチームを設立した。極秘任務の遂行を命じられたこのエリート部隊のメンバーは、特殊能力を使って国を守り、不可能なことも可能にする日々を過ごしていた。 しかしある日突然、部隊は姿を消し、国中に散り散りになった。 数十年後、歩くよりも先に宙に浮くことができた少年キム・ボンソクと、再生能力により自動車事故で無傷で生き残った少女チャン・ヒスは同じ学校に通うことになる。 互いに自らの秘密を打ち明け、世の中には自分たちのような人間がいることを知り、すぐに親しくなる。 そんな彼らの日常をよそに、フランクという謎の配達員がソウル市内で能力者たちを殺害し始める。 子供たちが能力者と暴かれる前に、フランクを止めることはできるのだろうか。
ディズニープラス公式YouTube
キャスト
キム・ボンソク
チョンウォン高校に通う高校3年生。小さな頃から気分が良いと浮いてしまう、”浮遊”の超能力の持ち主。ヒスと同じクラス。
‐イ・ジョンハ
「わかっていても」「それでも僕らは走り続ける」
チャン・ヒス
ある出来事をきっかけに、チョンウォン高校に転校してきた高校3年生。怪我などから再生できる”治癒”の超能力の持ち主。ボンソクと同じクラス。
‐コ・ユンジョン
「還魂パート2」「もうすぐ死にます」
イ・ミヒョン
ボンソクの母親。「南山とんかつ」を経営している。ボンソクの超能力が他人に気づかれないように、いつも気を配っている。
‐ハン・ヒョジュ
「トンイ」「ハピネス」
キム・ドゥシク
ボンソクの父親。
‐チョ・インソン
「大丈夫、愛だ」「ラブストーリー」
チャン・ジュウォン
ヒスの父親。ヒスの転校に伴ってチキン屋を開業した。
‐リュ・スンリョン
「7番房の奇跡」「エクストリーム・ジョブ」「キングダム」「個人の趣向」
イ・ガンフン
チョンウォン高校に通う高校3年生。ボンソクやヒスと同じクラスで成績優秀な優等生の委員長。
‐キム・ドフン
「絶対彼氏。」「医師ヨハン」
イ・ジェマン
ガンフンの父親。
‐キム・ソンギュン
「恋のスケッチ~応答せよ1988~」「D.P.-脱走兵追跡官-」
チョン・ゲド
ボンソクとヒスが通学で乗るバスの運転手。
‐チャ・テヒョン
「猟奇的な彼女」「神と共に」
フランク
謎の配達員。能力者たちの殺害を始める。
‐リュ・スンボム
「華麗なる時代」
チェ・イルファン
ボンソク・ヒス・ガンフンの担任教師。
‐キム・ヒウォン
「ゴハン行こうよシーズン2」
みどころ ※ネタバレなし
「ムービング」のみどころをネタバレなしで、以下3点にまとめてみました!
- いろいろな形の愛の物語
- 20話あっても飽きない展開
- 見ごたえのあるアクション
いろいろな形の愛の物語
「ムービング」のいちばんの魅力は「愛」です。
恋人同士の愛、親子間での愛、教師から生徒への愛、仲間に対する愛。このドラマの中ではいろいろな愛の形があります。私が泣いてしまったのは、ガンフンパパの愛でした…
20話あっても飽きない展開
全話通して構成としては3つに分けられます。まず、①現在の子ども世代のお話。ボンソクとヒスを中心に物語は展開します。続いて、②過去の親世代のお話。ミヒョン・ドゥシク・ジュウォンが主に活躍します。最後に、③現在に戻ってきて全貌が明らかになっていく…という流れです。
主役・脇役の現在と過去が交差しながら展開していくので、どんどん次が気になって観れてしまいます。
また、平均すると1話が48分程度なので、比較的韓国ドラマにしては短く、スルスル観れます。
見ごたえのあるアクション
総製作費650億ウォンという韓国ドラマ史上最大級の金額を投じたとあって、アクションシーンは迫力あり!見ごたえあり!です。特殊能力者たちの物語なので、スケールもでかく、バイオレンスなシーンも多いのですが、圧倒されます。好きな方にはたまりません。私が好きなシーンはイナズママンが活躍しているところです。
各話の感想 ※ネタバレあり
ここからは各話の簡単なあらすじと感想を書いていきますので、観た方は共感していただければ嬉しいです。
1話 高校3年生
‐あらすじ‐
ボンソクとヒスが通学のバスで出会う。2人は同じクラスになり、早速ボンソクがヒスに恋心を抱き始める。高校3年生のヒスは進路で担任教師と話し合っている。学費の心配から奨学金を貰いソウルの大学に通いたいヒスは、成績が足りず体育大学を薦められる。謎の男が”チンチョン”の前に現れ、「あなたを消しに来た」と言ってチンチョンを殺す。ボンソクの母ミヒョンはSNSでこの事件を知り、またその投稿が全て削除されていることに異変を感じ、隠していた拳銃を磨き始める…
‐感想‐
まだまだ序盤で謎だらけです。嬉しいとボンソクは浮いてしまうの可愛いな~と思うくらいです。引退した者を殺しに来た謎の男の正体は一体何なのか。また、ヒスに対して委員長のガンフンが「僕と同じタイプですか?」と聞いたのはどういう意味なのか、気になります。
2話 プヤン:扶養 浮揚
‐あらすじ‐
今回はボンソクの幼い頃のお話。ミヒョンが幼いボンソクを連れて住む場所を探す。家を見つけ、人目を避けてボンソクを育てる。ボンソクが大きくなるにつれ、人と関わらない生活が難しくなり、また、お金を稼ぐため「南山とんかつ」の経営を始める。浮遊能力を自分で制御できないボンソクのせいで人を傷つけることも…。その頃フランクは次のターゲット”ポンピョン”を消した。ガンフンはパン・ギスにけしかけられ、”怪力”の超能力を発揮してしまう。
‐感想‐
ミヒョンが買い物に行ったお肉屋さんでの出来事が、今回とても印象的でした。子どもを守ろうと必死な母親がとて切ないですが、そんな彼女に優しい言葉をかけるお肉屋さんのお母さんと、飴をくれた知的障害の息子。セリフ少なく演技で魅せられていて、とっても好きです。今回はミヒョンがボンソクを育てる辛さを感じる回でした。
3話 ワン・プラス・ワン
‐あらすじ‐
ボンソクとヒスがコンビニでご飯を食べていると、体調不良で早退したはずのパン・ギスが血だらけの姿でいるところを見かけ不審に思う。ヒスの父ジュウォンはチキン屋の経営が思う様に行っていない。ヒスが体育学部を目指すことをジュウォンに話す。体育学部を目指すヒスを、ボンソクやガンフンが陰ながら応援している。フランクがチョンウォン高校について調べ始めた。何か怪しいと感じ取っていたヒスの前で、ついに浮いてしまったボンソク…
‐感想‐
お肉屋さんの息子が配達に来たシーン、今まで仲良くやってきたんだな~とほっこりします。ボンソクが食べている姿はとっても可愛いです。ボンソクとガンフンがヒスに夢中で、青春してるな~とニヤニヤします。ボンソクがゆっくりと浮いていく姿は滑稽です。
4話 秘密
‐あらすじ‐
ヒスに浮遊の能力を見られたボンソク。ヒスに持っていてもらわないと浮いてしまうので、家まで送ることに。初めてボンソクが友達を連れて来たので、ミヒョンは嬉しくて興奮する。その頃フランクは3人目の超能力者”ナジュ”を消した。
‐感想‐
ボンソクをからかうヒス、とても可愛い2人です。「「”変”ではなくて人と”違う”だけ」「あなたは”特別”なだけ」とヒスが言ってくれて、ボンソクが救われて良かったです。「口から出る言葉がすべてじゃない。行動から感じ取らなきゃ。」ミヒョンは良いことを言いますね。今回は名言連発で、ボンソクとヒスがお互いの秘密を打ち明け、淡い恋が進んだ回でした。
5話 リコール
‐あらすじ‐
今回はヒスのお話。1か所に留まらず転々としていたジュウォンとヒス。しかし、ヒスの大学進学のため家を購入し、炭鉱の職に就き、定住を決意したジュウォン。転校のない高校生活を過ごしていたヒス。そこへ裕福な家の一人娘で内気な転校生が来た。早々に不良たちから目をつけられいじめられる。あと1学期辛抱すれば卒業だが、どうしても見過ごせないヒス。担任教師に相談しても、状況は悪化する一方だった。ついに動いたヒスは、”治癒”の超能力を発揮。17対1のケンカで勝利し退学処分となったヒスは、唯一受け入れてくれたチョンウォン高校に転校する。そして、いじめられていたシン・へウォンも、ヒスと同じクラスへ転校してきた。
‐感想‐
我慢しきれなくなったヒスが立ち上がって、不良たちに一言「나와(表へ)」というシーン。かっこよくて痺れました…そしてこの回、2周目で観るとまた違った気持ちで観てしまいます。
6話 イナズママン
‐あらすじ‐
今回は”イナズママン”こと、チョン・ゲドのお話。チョンウォン高校で体育学部を目指していたゲドは、突然担任教師から放送芸能科へ進路変更するように言われる。時は経ち、大人になったゲドはオーディションで電流を操る超能力を披露し、見事イナズママンの役を勝ち取る。しかし、電気のトラブルで機械を壊すことが多くリストラされる。そんな時母親が倒れて他界。就職活動がうまくいかない中、超能力のおかげでバス会社に就職が決まる。そんな中父親も他界。フランクに殺される父親の姿を超能力を通じて知り、怒りが湧くゲド。フランクは続いてミヒョンを狙う…
‐感想‐
今回はいろんな話が詰まっていました。前半はゲドのお話。何もかも上手くいかないと、社会から不要な人間だと言われている様で、辛いですよね。そんな時、必要としてくれたバス会社や、心配してくれたボンソクの存在はきっと大きいはず。ガンフンはヒスと仲良くなりたいようで可愛いです。今回はしんみりして、ほっこりして、最後はヒヤッとする回でした。
7話 異邦人
‐あらすじ‐
フランクがミヒョンとボンソクを狙う間一髪のところで、ミッションが保留となり事なきを得た。何か隠しているミヒョンと、ミヒョンの言うことを聞かないボンソク。お互いにもどかしく苛立っていた。ゲドは父親を殺したフランクを偶然見つけ、復讐をするが力が足りず負けてしまう。フランクの次のターゲットはジュウォン。トラックで何度も轢き、殺せたと思ったフランクたが、治癒能力のあるジュウォンは死ななかった。ジュウォンはフランクをトラックごと燃やしたが、フランクもまた、治癒能力の持ち主であった…体育の時間、事故に遭いそうになったヒスを助けるため、ガンフンが超能力を使ってしまう。その動画が拡散され、ジュウォンやミヒョンの目にも止まる。ボンソクは、ヒスを助けられなかった自分の不甲斐なさに絶望していた。飛ぶ訓練をしていれば、自分もヒスを助けられたと、ミヒョンに怒りをぶつける。ミヒョンがボンソクの父親の話を出し、ボンソクは幼い頃の父親との記憶を思い出す。
‐感想‐
素直で可愛いくていつも良い子なボンソクが、消極的で自信がない自分の不甲斐なさを、母親のせいにしているのは、とても悲しかったし切なかったです。幼い頃から禁止されることばかりでボンソクが可哀想でもあり、ミヒョンの気持ちも分かるのでもどかしいです。次回はついにボンソクのお父さんが登場しそう!
8話 ブラック
‐あらすじ‐
8・9話はミヒョンとドゥシクが国家安全企画部に所属していた頃のお話。24歳のミヒョンは、”ずば抜けた五感”の超能力を活かし、国家安全企画部に史上最年少で合格した優秀な人材であった。しかし初めての作戦で負傷し視力を落としたため、事務職に異動していた。そんな彼女に、安企部最高の工作員(ブラック)であるキム・ドゥシクと親密な関係になる、という任務が与えられた。徐々に近づき一緒にコーヒーを飲む関係になった2人だったが、ドゥシクはミン次長の命令でミヒョンが自分に近づいた事を見抜いていた。こうしてミヒョンの任務は失敗したが、気づかないふりをして続けようとドゥシクに持ちかけられる。2年前、ミヒョンの初めての任務は、北朝鮮と内通している二重ヒューミントを消すことだった。
‐感想‐
9話 ヒューマニスト
10話 怪物
11話 ロマンチスト
12話 パートナー
13話 チャン・ジュウォン
14話 バカ
15話 N.T.D.P.
16話 境界の人間
17話 覚醒
18話 南と北
19話 決戦
20話 卒業式
シーズン2へ まだ残っている謎とは…
現時点(2023年12月)では正式に発表されていませんが、シーズン2へ続きそうな謎がいくつも残っているので、期待して良いと考えられます!そこで、まだ残っている謎を挙げていきます。ここもネタバレになります…
- なぜアメリカはフランクを送り込んで引退した超能力者を暗殺していたのか
- 透視能力者ナジュの娘は高校生の時に病気で亡くなったはずが、ナジュの葬式にいた
- 時間を操れる超能力を持つ生徒”キム・ヨンタク”の存在
- いじめられていたヒスの友達シン・へウォンが国家情報院で権力のある人だった
- 派遣教師の正体
まとめ
「ムービング」は2023年最高傑作の韓国ドラマ!!いろいろな形の愛が詰まっている感動の物語でしたー
このドラマが観られるのはディズニープラスだけ!是非、ご覧ください。
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